作品紹介

親友の行方

親友の行方

鳩村衣杏/超訳 高崎ぼすこ/絵 アヴァ・マーチ/原著

君は僕を手に入れたら、必ず捨てる――
過去のトラウマが影を落とし、愛を受け入れられない親友同士。
ゲイとヘテロで歪な片恋をしているふたりは……

“恋人関係が永遠に続くとは、どうしても思えないんだ――”
 社交シーズンのロンドン。ロバート・アンダーソンは舞踏会で儀礼的に女性たちの相手をしているが、瞳は他の男と親しげに語らうライナス・ラドクリフをとらえていた。
 ロバートとライナスは幼馴染みの親友同士だが、時折ベッドを共にする仲。夜ごと男から男へと渡り歩くライナスに、ついに限界を超えたロバートはこう提案する。
「俺たち、本物の恋人になろう」
 意外にもライナスの答えは……!?
 十九世紀初頭の英国摂政時代を舞台としたM/Mロマンス。

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「僕に犯されたいのか?」

がっしりとしたロバートの背中が震えた。

「……ああ」

「ロバート、本気なのか?」

ひどいと思いながらも、ロバートをいじめたいという気持ちを抑えることができない。

やめろ、とライナスの中で囁く声がする。

離れるんだ。ロバートは巧みに僕を挑発し、その気にさせて、十日前に目論んだとおりの結論へ導こうとしているのだ。今、ここでロバートを犯したら彼をつけ上がらせるだけ……。

だがロバートは背中をのけぞらせ、悶えながら、ライナスの男根を求めている場所へ誘おうとしている。

「ああ、そうだ。犯してくれ、今すぐに……」

いいだろう。ロバートがその気なら──。

ライナスは引き締まったロバートの孔へと突き進もうと決めた。腰を摑み、十日間、ずっと待ち焦がれていた場所に、自分の分身を一気に埋める──はずだった。

ところが突然、身を翻したロバートに手首を取られ、数秒前のロバートのように、ライナスは壁に胸を押しつけられた。そして、衝撃による軽い眩暈に耐えている間に、ロバートはベストからオイルを奪い、ライナスの臀部の割れ目に塗り込んだではないか。

「あ、あッ……!」

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