ハーレクイン・シリーズ

      
      逃げだしたプリンセス      
          予期せぬ結婚 Ⅰ
    すべてが仕組まれたものだったのね。誘惑したことも、愛をささやいたことも。
    
    
          エリナーは中東の王国カラムの皇太子ムラドのロンドンの邸宅でムラドの娘のナニーとして住み込みで働いている。ムラドとその弟ジャシムは友人たちの噂の的になるほどハンサムだが、亡き母の恋人だったムラドのことは、父親のようにしか思えなかった。ある夜、家人のいない家に帰宅したエリナーはジャシムに出くわした。傲慢な雰囲気を漂わせながらもセクシーで、思わず全身が熱くなる。こんな男性が、ナニーである私に興味を持つとは思えないけれど。だが思いがけず情熱的な言葉を耳元で囁かれ、エリナーは翌日、彼の誘惑にこたえてしまった——どんな思惑でジャシムが近づいてきたかは想像もせずに。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2010年09月05日
 
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- 著者
 - リン・グレアム
 
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- 訳者
 - 漆原麗
 
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- 定価
 - 723円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-12529-3
 
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- 書籍番号
 - R-2529
 
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- ミニ
シリーズ - 予期せぬ結婚
 
 - ミニ
 



北アイルランド出身。七月三十日生まれの獅子座。十代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分でロマンス小説を書いたのは十五歳のとき。大学で法律を学ぶと同時に、十四歳のときからの恋人と卒業後に結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。イギリス郊外に家と五エーカーの森林を持ち、そこで現在、スリランカとグアテマラからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるう。小説を書くときのアイデアは、自分自身の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。