ハーレクイン・シリーズ

伯爵の無垢な乙女
父が戻ってくるまで、伯爵の屋敷で愛人として暮らすなんて!
上流階級の生まれのルーシーは極貧生活を強いられている。母が亡くなる前から賭博に手を出した父があちこちで借金を作り、そのたびに夜逃げを繰り返してきたから。父が突然姿を消した今、路上でバイオリンを弾いて恵んでもらうお金だけが唯一の収入だ。ある日、ルーシーの住まいに背の高いハンサムな紳士が現れた。わたしをこんな生活から連れ出してくれる、夢の人……?だがルーシーの期待も空しく、その紳士──キャンボーン伯爵は険しい顔で彼女の父親を出せと言った。莫大な借金があるというのだ。父の居所にまったく心当たりがないとルーシーが震えながら告げると、伯爵は灰色の目を細めて、残酷な提案をした。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年09月05日
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- 著者
- エリザベス・ロールズ
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33242-4
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- 書籍番号
- PHS-142
イギリスのケント生まれ。幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンに暮らしている。