ハーレクイン・シリーズ
子爵に拾われた家政婦
修道院出身の貧しい家政婦が、思いがけない愛の波紋を呼ぶ……。
13歳で両親と死別したテスは、ベルギーの修道院で育った。とうとう遺産が底を突いた今、故郷イギリスの修道院に身を寄せてなんとか働き口を探すしかなかったが、思わぬ事態に阻まれる。洗練された身なりの男性にぶつかられて足を怪我したうえに、子爵アレックスと名乗る彼に強引に引き留められ、船を逃したのだ。ああ、切符を買い直すお金もないというのに……。テスが窮状を訴えると、子爵が目的地まで送り届けると請け合い、彼女はほっと安堵するが、そのときまだ知る由もなかった──頼みの綱の修道院に受け入れてもらえず、高慢な子爵の屋敷で家政婦をすることになるとは!
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2017年11月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33270-7
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- 書籍番号
- PHS-170
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。