ハーレクイン・シリーズ

復讐は恋に似て
脅迫、大企業の経営者、不倫関係の愛人……。嵐のような週末ののち、訪れたのは恋だった。
ダーシーは派遣会社で働きながら年老いたエミーと暮らしている。病気がちなエミーの看病をちゃんとしてあげたいダーシーは、時間を自由に使える今の生活をわりと気に入っていた。ある日、書類の配達を頼まれたダーシーは指定されたホテルに向かう。部屋にいたのは不穏な表情を浮かべた屈強な男二人で、中に引きずりこまれた彼女は、恐怖のあまり気を失ってしまう。目覚めたとき、そこには三人目の男がいた。「私をどうするつもり?」朦朧とする意識の中で、ダーシーは尋ねた。「脅迫に加担した君をどうしたらいいと思う?」男が険しい表情で言う。脅迫? まったく身に覚えのない彼の言葉にダーシーは呆然とした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月05日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 小泉まや
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22059-2
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- 書籍番号
- I-2059
イングランド中部の田舎に、七人きょうだいの六番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。