ハーレクイン・シリーズ

      
      愛を知らない侯爵      
    
          住む家さえ失いかけた清貧の娘は、侯爵と知らず魅惑の碧眼に恋をした。
    
    
          司祭だった父が急死し、19歳のマリアンと一家の生活は困窮していた。周囲に立派な結婚相手を探してやると言われても気後れしてしまうのは、プライドの塊のような高慢な貴族たちを嫌っているから。たとえ爵位や財産がなくとも、彼女の両親のように、心から愛し愛される関係でいられる人との出逢いを夢見ているのだ。そんなある日、マリアンは体調を崩した大叔母を見舞うため遠くの地へ向かう途中、こちらを熱く見つめる青い瞳の男にでくわした。不躾な視線に怒りを感じてもいいはずなのに、なぜか体の奥が疼く。この気持ちは何……? 戸惑うマリアンは知る由もなかった──よもや彼が11代目マールベック侯爵ドルーで、跡継ぎを産む従順な妻を求める、愛を知らない男だということなど。
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    - 頁数
- 288頁 / 新書判
 
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    - 発行日
- 2019年11月05日
 
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      - 著者
- アン・ヘリス
 
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      - 訳者
- 高田ゆう
 
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    - 定価
- 910円(税込)
 
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    - ISBN
- 978-4-596-58549-3
 
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    - 書籍番号
- PHS-219 (初版HS-329)
 



イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。