ハーレクイン・シリーズ
完璧な公爵の理想の花嫁探し
社交界の落ちこぼれ娘が惹かれたのは、どこまでも完璧な、公爵の御曹司。
リバティは、妹の社交界デビューのためロンドンに出てきた。もっかの悩みは、ある貴族の影響で妹に悪い評判が立ちそうなこと。ここは姉として抗議しなければ、と件の人物の屋敷へ向かうが、悲しいかな、田舎娘の彼女は貴族の顔に疎く、相手を間違えてしまう。そこにいたドミニクは、英国随一の家柄を誇り、ハンサムで品行方正、社交界でいま最も理想的な結婚相手と目される公爵家の御曹司だった。「君の訪問や見当違いな抗議はレディの作法にもとる」と切り捨てられ、リバティは落ち込むが、彼はそんな彼女の評判まで気にかけてくれた。まるで貴族の鑑のような紳士だわ——思いがけずリバティの胸が疼く。彼が妻に求めるのは、きっと完璧なレディでしょう……私とは正反対の。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年08月05日
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- 著者
- ジャニス・プレストン
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 910円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-41290-4
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- 書籍番号
- PHS-260
ロンドン北西部の町ウェンブリー出身。読書、物語の創作、動物をこよなく愛する子供で、当時から大人になったら作家になりたいと公言していた。その夢は多感な時期にいったん熱を失うが、読書と歴史への愛は冷めず、とりわけジェイン・オースティンやジョージェット・ヘイヤーの小説が英国摂政期に興味を持つ原動力となった。情感豊かなリージェンシーを得意とし、本国ヒストリカル・ファンの間でも高い評判を得る人気作家。