ハーレクイン・シリーズ
      
      小さなサンタクロース      
    
          “赤ちゃん嫌い”のアリス——心の奥にしまい込まれた涙と愛。
    
    
          アリスは元夫に階段から突き落とされ、お腹の子を失った過去があった。そんな彼女は今、伯爵家の末裔で理解のある城主のもと古城に暮らし、自分と同じく傷つけられた女性たちの手助けをしていた。だが城主が急逝し、新城主リーアムの登場に、アリスは不安を抱く。前伯爵の婚外子であり大富豪でもある彼にとって、行き場のない女性たちを追い出すことなど造作もないことかもしれない。案の定、彼は城を大々的に造り変えると言いだした。一触即発というそのとき、二人はクリスマスツリーの下に置き去りの赤ん坊と、驚くべき書き置きを見つけた!〈この子の名はジェイミー。アリスとリーアムに託します〉
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2021年12月05日
 
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- 著者
 - ソフィー・ペンブローク
 
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- 訳者
 - すなみ翔
 
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- 定価
 - 730円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-01648-5
 
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- 書籍番号
 - I-2686
 
 








学生時代にロマンス小説と出合い、のちにランカスター大学で英語の学位を取るために夜どおしハーレクイン小説を読んだ。それがきっかけで、ハッピーエンドの信奉者となった。自著ではみずからが住んだことのある土地を題材にすることが多く、イングランドの郊外の町に漂う気取ったユーモアやウェールズの山々の野性味、ロンドンの夏の熱気や緊張感を好んで描く。また、主人公たちにお城でキスをさせる傾向があると語る。