ハーレクイン・シリーズ
ひとりぼっちの壁の花
男性が怖い。肌を重ねずにすむならと受け入れた婚約だったけれど……。
時は1813年。“壁の花”“氷のレディ”と陰口をたたかれている伯爵の娘レジーナは、許婚との結婚式に臨もうとしていた。男性恐怖症に悩まされる彼女が、親の決めたこの婚約を受け入れたのは、当面は形だけの結婚で床入りの必要はないと許婚に言われたからだ。ところが式の当日、祭壇の前に許婚は姿を現さなかった。置き去りにされた花嫁として世間の白い目に耐える覚悟をしかけたとき、彼女の前に現れたのは、ハンサムなキャムフォード子爵ダルトン——7年前に一度だけ会ったことがある、許婚の親友だった。彼は驚きざわめく参列者たちを尻目にレジーナを連れ出すと、言った。「私と結婚してほしい。でも、君を誘惑しないという約束はできない」
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2022年05月05日
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- 著者
- ミシェル・ウィリンガム
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 910円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33426-8
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- 書籍番号
- PHS-278
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アメリカ合衆国ヴァージニア州南東部に家族とペットと住む。Kindleのベストセラー作家にしてRITA賞ファイナリストというヒストリカル・ロマンスの実力派作家。長編から短編まで多くの作品を発表している。執筆をしていないときは、読書やパンづくりを楽しむが、エクササイズはどうしても苦手だと言う。