ハーレクイン・シリーズ
      
      悪役公爵より愛をこめて      
    
          顔を知らずとも心はつながっている。愛を綴り合う二人は、いずこへ向かう……。
    
    
          若きセリーナは亡くなった夫に莫大な借金を背負わされ、困窮していた。債権者の男から、借金を返済するか、さもなくば体で払えと迫られ、家財を売ってなんとか返すので月末まで待ってほしいと願い出る。男がひとまず帰ると、今度はグレンムーア公爵アレックスが弔問に訪れた。この公爵こそ、亡き夫から賭けで全財産を巻き上げた張本人。気品にあふれ、誇り高く、見目麗しい魔王ルシファーそのものだけれど、絶対に心を奪われてはいけない! セリーナは公爵を追い返した。気丈に振る舞いつつも本当は心細さを感じていた彼女のもとに、ある日、見知らぬ紳士“ミスター・アボット”から支援の申し出の手紙が届く。文通を続けるうち、セリーナはいつしか彼を恋い慕うようになっていた。愛しのミスター・アボットが、あの憎むべき公爵であるとも知らず。
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    - 頁数
- 256頁 / 新書判
 
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    - 発行日
- 2024年06月05日
 
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      - 著者
- クリスティン・メリル
 
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      - 訳者
- 富永佐知子
 
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    - 定価
- 910円(税込)
 
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    - ISBN
- 978-4-596-77668-6
 
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    - 書籍番号
- PHS-328
 








夫と2人の息子、多くのペットとともにウィスコンシン州で暮らす。物心ついたころから作家になるのが夢で、度重なる原稿の不採用にもめげずに努力を続け、初めての著作を刊行した。ポップコーンを頬張りながら映画を見るのが好き。