ハーレクイン・シリーズ
領主に恋した醜いあひるの子
ハーレクイン・ロマンス・プレミアム〜リン・グレアム・ベスト・セレクション〜
「使用人には興味がない」と言った初恋の彼からの、7年後のプロポーズ。
貧しい家族の窮地を救うため、ポピーは夢をあきらめて、母の奉公先の領主館で家政婦として働いていた。だがある日、金目当てに母が不祥事を起こし、激怒した主にくびを言い渡されてしまう。ポピーが必死に許しを請うと、奇妙な要求を突きつけられた。「きみの家族を救う代わりに、ぼくの偽の花嫁になるんだ」なぜ私が? 16歳のとき彼とは住む世界が違うと思い知らされ、恋心を打ち砕かれたのに。ポピーは千々に乱れる思いでうなずいた。だが彼に婚約中は本物の恋人らしくベッドを共にしようと言われても、頑なに拒んだ。彼は私を愛していない。私がまだ彼を愛していても。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年06月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-96339-0
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- 書籍番号
- PB-411 (初版R-3197)
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- ミニ
シリーズ - ハーレクイン・ロマンス・プレミアム〜リン・グレアム・ベスト・セレクション〜
- ミニ
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。