ハーレクイン・シリーズ
銀の侯爵とこぼれ落ちた真珠
銀の匙をくわえて生まれたのに、私は社交界からこぼれ落ちた……。
親の反対を押し切って駆け落ち同然に結婚したエマは、社交界に身を置けなくなり、実家の援助も受けられずに暮らしてきた。4年前に夫を亡くし、今、エマの生活は困窮を極めていた。子供を学校にやるのはおろか、新しい靴を買ってやることさえできない。そんなある日、エマはダンディな侯爵ハントと出逢い、高潔で知的で優しい彼にまたたく間に惹かれていった。やがて、跡継ぎが必要な彼から結婚を提案され、エマは胸を高鳴らせた。ところが、折しも母からハントの“最新の愛人”と揶揄されたうえ、自分の父親が誰なのか本当は不明だと知ったエマは、ハントに告げた。「私、あなたと結婚はできません」彼の名を汚すわけにいかないから……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年06月05日
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- 著者
- エリザベス・ロールズ
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 910円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-77937-3
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- 書籍番号
- PHS-352
イギリスのケント生まれ。幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンに暮らしている。