ハーレクイン・シリーズ
子爵に捨てられた醜いあひる
白鳥になれたと思っていたけれど、まだ醜いあひるの子だった……愛なしでは。
ビアンカは法律事務所に呼ばれ、余命わずかなイタリアの資産家が存在を知らなかった姪の彼女に会いたがっていると言われて仰天した。父の顔を知らず、早くに母を亡くしてずっと貧しかった私が?叔父の邸宅で熱烈に歓迎されて、ビアンカは家族の愛を初めて知り、幸せを噛みしめた——そこにルカが結婚相手として現れるまでは。叔父は自分の死後を考え、子爵の彼を姪の夫にしようと考えたらしい。ビアンカは冗談ではなかった。6年前、ルカは私を残酷に切り捨てた。“貧乏育ちの君と、貴族の僕では住む世界が違う”と言って。ところが、ルカは二人きりになるなりビアンカの唇を奪って……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年07月05日
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- 著者
- ジュリア・ジェイムズ
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- 訳者
- 岬一花
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-57025-3
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- 書籍番号
- R-3982
10代のころ初めてミルズ&ブーン社のロマンス小説を読んで以来の大ファン。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方やイギリスの田園が大好きで、特に歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキングやガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。