ハーレクイン・シリーズ
ブラックメイル
ハーレクイン・ロマンス・タイムマシン
伯爵による“ブラックメイル”——それは、世にも傲慢なプロポーズ。
リーは16歳の夏、端麗な美貌の青年ジルに恋をした。だが彼女の純粋な想いは、ふたりに嫉妬した友人によって汚された。友人が陰でリーの筆跡を真似て、はしたないラブレターを偽造したのだ。当然、育ちのいいジルから軽蔑され、リーの初恋は散った……。それから6年後、リーは出張で訪れた美しい城で、ド・ショーヴィニー伯爵ことジルと偶然の再会を果たす。取引相手が彼だったなんて! 知っていたらここへは来なかったのに!リーの内心の動揺を知ってか知らずか、ジルが衝撃の提案をした。「明日、僕と君は結婚する。妻の座を狙う愛人を追い払いたくてね」さもなくば、“あのラブレター”のコピーを利用するぞ、と脅して——。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年08月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 中原もえ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-57293-6
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- 書籍番号
- PB-414 (初版R-371)
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- ミニ
シリーズ - ハーレクイン・ロマンス・タイムマシン
- ミニ
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。