ハーレクイン・シリーズ
シェヘラザードの嘘
至福の名作選
彼を知る必要がある。おなかの子のことを明かす前に。
無垢なラリッサは子宝に恵まれない姉夫婦のために代理母になったが、姉夫婦が赤ん坊の誕生を見ることなく相次いで死んでしまった。身重で天涯孤独となったラリッサは、おなかの子の家族を捜そうと、亡き義兄ジャワドの故郷ビダリヤ国へ移り住む。そこで待っていたのは、新しい勤務先の優秀な上司で、美しい黒髪と神秘的な瞳を持つ外科部長ファレス。二人は一目で惹かれ合ったが、ほどなく驚きの事実が——なんとファレスはこの国の皇太子で、ジャワドの弟だったのだ!ラリッサが兄嫁だったと思い込んで機嫌を損ねたファレスに、それは違うと彼女は言えなかった。おなかの子を奪われてしまいそうで。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年09月05日
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- 著者
- オリヴィア・ゲイツ
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- 訳者
- 高木晶子
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-96420-5
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- 書籍番号
- I-2864 (初版I-2044)
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- ミニ
シリーズ - 至福の名作選
- ミニ
カイロ在住エジプト人でUSAトゥデイのベストセラー作家。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。