ハーレクイン・シリーズ
イタリア貴族の籠の鳥
キャロル・モーティマー・コレクション
この身を囚われるより、心を囚われるのが怖くて……。
18歳で両親を亡くしてから働きづめのリリーは休暇のため、ローマで伯爵ドミトリの個人秘書を務める弟を訪ねることに。ところが、弟が伯爵の妹と駆け落ちしたと知って驚く。しかも、妹が金目当てでたぶらかされたと信じこむドミトリに、リリーまでが蔑みの目を向けられ、伯爵邸に閉じこめられてしまった。彼女の弟が連絡してくるまでは解放しないという。純粋な恋愛を不埒な誘惑と断罪したうえ、私からも自由を奪うなんて!怒れる伯爵から逃れたくて誰かに助けを求めようと考えたリリーに、ドミトリが告げた。「使用人には休暇をとらせたから、君と僕だけだ」ああ、どうしよう、傲慢伯爵の籠の鳥になってしまった……!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年09月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 730円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-96422-9
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- 書籍番号
- MP-125 (初版R-2912)
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- ミニ
シリーズ - キャロル・モーティマー・コレクション
- ミニ
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ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。