ハーレクイン・シリーズ

愛憎が丘
“兄”と呼ぶにはまぶしすぎて、“恋”と呼ぶには近すぎた。
養女のメレディスがようやく見つけた実の母は、親子の名乗りを上げてほどなく、重い病でこの世を去った。だが、娘の存在を知らない実の父が健在と知って、メレディスは自らのルーツをたどるため、素性を伏せたまま父の住む地に求職広告を出す。やがて、さる屋敷で雇われるが、そこには心を大きく揺さぶる男性がいた。ガレス——そう名乗った彼は、血のつながらない兄。義理の兄だった。ガレスはメレディスの亡き母を嫌い、訃報にほっとしたと言い放つ。メレディスは人知れず傷つき、そして怒りを覚えた。けれど同時に、彼のことを憎みきれない自分に、戸惑いも感じていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年10月05日
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- 著者
- エッシー・サマーズ
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-10183-2
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- 書籍番号
- R-4005 (初版I-2466)
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1980年代にハーレクイン・イマージュで活躍した、ニュージーランド出身の作家。その古き良きクラシックな世界観は、洋の東西を問わずロマンスファンを今なお惹きつけてやまない。