ハーレクイン・シリーズ
公爵と灰かぶり令嬢の身代金
万事休す!ナイフを突きつけられ、公爵は言った。「彼女は僕の妻だ」
セアラの父が破産の末に亡くなり、家は没落した。その後は貴婦人の付き添い人としてどうにか生計を立てていたが、夫人が亡くなり、解雇されてしまう。侍女と二人、糊口をしのぐため、セアラは職を求めて船に乗り込んだ。そこで出会ったのは、息をのむほどハンサムな男性、スミス氏。彼に初めて心ときめかせたのも束の間、旅は早々に暗転する——。船長と水夫たちが乗客を襲い、海へ突き落とすという凶行に及んだのだ!船長のピストルがセアラに狙いを定めたとき、スミス氏の力強い声が響いた。「私はシバートン公爵。彼女は私の妻だ」自分たち夫婦の身代金を払うと申し出て、セアラたちは命をつなぐ。その夜から公爵と二人、身代金が届くまでの間、同じ船室に監禁されて!
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年11月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 高山恵
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- 定価
- 910円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-10397-3
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- 書籍番号
- PHS-360
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。