ハーレクイン・シリーズ
家なき子へのプロポーズ
世間知らずの極貧の花嫁は、完璧な夫の素顔をまだ知らない。
天使のような愛らしい顔と才能に恵まれたノエルは、9歳で天才少女ピアニストとして華々しくデビューした。それから12年。もう少女ではないノエルは世間から忘れ去られ、母に全財産を持ち逃げされて、今や貧乏のどん底にあった。そんな彼女の前に、ホテルを経営する大富豪イーサンが現れた。今でもファンだという彼はノエルに共感し、驚きのひと言を放つ。「僕と結婚すればいい。それがきみの母親への仕返しになる」ピアノしか知らない純真無垢なノエルは彼を信じて頼りにし、その男らしい魅力に惹かれていった──イーサンの本当の目的は別にあり、ノエルはそのための道具でしかないとも知らずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年11月05日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 飛川あゆみ
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-10389-8
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- 書籍番号
- R-4011 (初版R-3056)
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。