ハーレクイン・シリーズ

花嫁の庭
義理の兄を慕う気持ちは、いつしか恋へと変わっていた。
血の繋がりのない私に優しくしてくれた義父が、余命僅かだなんて。シェリーは迎えに来た義兄ミッチェルに連れられ、急ぎ帰郷した。やつれた顔で床に臥す義父を見て彼女は胸を痛め、しばらく実家に滞在することにした。だがシェリーの胸を苦しくさせているのは、それだけではない。連れ子同士としてミッチェルと出会って10年。ハンサムな彼はさらに魅力を増し、女性たちを釘づけにしている。ミッチェルにとって私はただの義妹。いつかの夜、ついキスを交わしてしまったのも、きっと何かの間違いだったのよ。そんな折、ミッチェルが義父にシェリーとの婚約を勝手に宣言し、来週にも結婚するつもりだと話しているのを偶然耳にして……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2025年12月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-10576-2
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- 書籍番号
- R-4018 (初版R-291)



ニュージーランド生まれ。想像力豊かな、読書を愛する子供だった。秘書学校を卒業後、友人と船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸横断の旅をした。その旅先でイタリア人男性と知り合い結婚。もっとも尊敬する作家はノーラ・ロバーツだという。