ハーレクイン・シリーズ
城主に差し出された花嫁
双子の花嫁の身代わり婚 ?
結婚式まで顔も知らなかった富豪の花婿に一度の口づけで心を奪われて……。
ヴァイオレットはウエディングドレス姿で震えていた。今日、私は無慈悲な祖父の命令により、イタリア富豪トーレに嫁ぐ。でも、彼は私の双子の姉と結婚するつもりでいる。ヒールの高い靴をはき、分厚いベールとウィッグをかぶっていても、二卵性なので髪の色も身長も違う姉でないとばれるのは時間の問題だ。当然、トーレは花嫁の姿形が異なっているのに気づいて激怒した。この結婚がだめになったら、病気の母の治療費は払えない。やっぱり、美しい姉の身代わりになるなんてどうかしていたんだわ。どんな女性も放っておかない魅力の持ち主である富豪が、赤ん坊をかかえた生活苦の女を妻にするわけがないのに……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2026年01月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 児玉みずうみ
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-10849-7
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- 書籍番号
- R-4024
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- ミニ
シリーズ - 双子の花嫁の身代わり婚
- ミニ
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北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。