ハーレクイン・シリーズ

幸せを運んだキス
結婚恐怖症の冴えないレディが情熱的なあの娘と、同一人物?
兄が幸福な結婚をして以来、エミリーの心はときおり沈んだ。婚約者が財産目当てだったと知ったときの、あの屈辱……。美人でもない私が、幸せを夢見たりしてはだめ。ところがある日の散歩途中、エミリーは野性味あふれる男性と出会い、互いに名も知らぬまま熱いキスを交わした。ウィリアムは花嫁候補として舞踏会で紹介されたレディが先日の奔放な娘だと気づき、度肝を抜かれた。見知らぬ男とキスをするような娘が、社交界で評判の模範的な淑女!がぜん興味を引かれたウィリアムの胸に、いたずら心が頭をもたげた。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年04月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 954円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-32390-3
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- 書籍番号
- HS-390
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは一九九一年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。四十年以上連れ添った夫と愛犬と共にイングランド南西部に暮らす。