ハーレクイン・シリーズ
塔の上の花嫁
美しい妹の身代わりとして、私は愛されぬ花嫁になる――
「君は……偽者じゃないか」苛立つ伯爵チャールズに背を向けられ、エロイーズは彼のもとに押しかけたことを後悔していた。そう、伯爵が恋し求婚したのは美しい妹であって、姉の私ではないのだ。その妹に駆け落ちされ、いま彼の自尊心は傷ついている。伯爵の冷たさに怯みつつも、エロイーズは勇気を振り絞って告げた。「私と結婚してください。あなたの評判を守るために」ばかげた話だとチャールズに怖い顔で一蹴され、思わず目に涙をためたエロイーズは、肩を落としていとまを乞うた。すると、思案顔のチャールズが引き留め、彼女の真意を尋ねた。「なぜこんな思いきったことを? 私に恋をしたなんて言わないでくれよ」
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2026年08月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- 長沢由美
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- 定価
- 910円(税込)
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- ISBN
- 978-4-302-12219-6
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- 書籍番号
- PHS-374 (初版PHS-34)








つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路を決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。