ハーレクイン・シリーズ

愛を捨てる理由
醜聞のために国を捨てたプリンセス。そんな私を彼が愛してくれるはずはない。
熱帯の小さな島で教師をしているハニは、ある晩、村の祝宴の最中に持病の熱病に襲われた。木の根元で動けない彼女に声をかけたのはケルトと名乗る男性で、力強くハンサムなうえ、威厳さえ漂わせている。彼は動けないハニを抱きあげ、部屋まで送ってくれた。薬をのんで熱はおさまったものの、ハニは汗びっしょりになった。そしてそのまま眠りについたが、翌朝、目覚めて驚く。ケルトは汗ばんだ服を着替えさせてくれていたのだ。素肌を見られた——でも、もう二度と会うこともない。そう思って、ハニは安心したが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年05月05日
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- 著者
- ロビン・ドナルド
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- 訳者
- 森島小百合
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12489-0
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- 書籍番号
- R-2489
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ニュージーランド北部の牧場主の家に、一男五女の長女として生まれた。十五歳で師範学校に学び、十九歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて一時休んでいた教職に戻り、かたわら執筆を始めた。蘭の花が咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む。