ハーレクイン・シリーズ

それぞれの愛し方
心のすべてを
十歳のとき親同士の再婚で、リーには義理の兄ができた。八歳年上の兄モーガンは、リーを家族として温かく迎えてくれ、リーは初めて愛情に満ちた幸せな日々を過ごした。だが十年後、ある出来事を境にモーガンとの間に溝が生じてしまう。それから一年、モーガンが海外出張から帰国すると聞き、リーは久しぶりの再会に期待を抱いたのだが……。
ふたりのジョアンナ
デイヴィッドは二年も前から、妻との離婚を考えていた。妻にしたのは、心に描いていたような純粋な女性ではなく、金持ちを見つけようともくろみ、成功した計算高い女だったのだ。我慢も限界というとき、妻のジョアンナが交通事故に遭う。軽傷ですんだが、ジョアンナは記憶を失っていた。そして驚いたことに、新婚当時そのままの彼女になっていた。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年08月20日
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- 定価
- 1,005円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-81594-1
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- 書籍番号
- PB-94 (初版I-1543)
イングランドのエセックス州に生まれ、今もそこに住む。本で読むような、波瀾万丈の人生を二人の兄や双子の妹とともに生きてきた。本が大好きで図書館に職を得たが、やがて独身の身軽さで作家として身を立てる決意ができたと語る。成功したことがまだ信じられないが、今では余裕ができ、刺繍やバードウォッチングなどの趣味も楽しんでいる。