ハーレクイン・シリーズ

冬の空にきらめく恋
真夏のサンタクロース
南半球のクリスマスを息子サミュエルに見せるため、シャンテルはオーストラリアに帰郷した。母が催したパーティに息子とともに出席したところ、ギリシア人男性ディミトリと再会する。彼こそサミュエルの父親なのだが、その事実をシャンテルは告げていなかった。息子に向けられたディミトリの目に怒りが宿るのを見て、シャンテルは息をのんだ。
サンタクロースにキスを
クリスマスが近づいたある日、村いちばんの屋敷に新しい主がやってきたと聞き、獣医のドーンは喜んだ。毎年屋敷で開かれていた、恵まれない子供たちのためのパーティがまたできるわ。だがそうはいかなかった。新しい主は願いをはねつけ、会おうとすらしない。思い切って屋敷に忍び込んだ彼女がそこに見たのは、かつて自分を捨てた男の姿だった。
誘惑のイスタンブール
弟が仕事のトラブルでトルコに拘束されていると知り、弁護士のリジーはイスタンブールへ飛んだ。人々にスルタンと呼ばれる大物実業家ケマルと交渉するが、らちが明かない。そこで彼女は、クリスマスまでに弟を帰国させたい一心で、自分が人質になると申し出た。圧倒的な権力を誇るケマルのもと、絢爛豪華なハーレムでの暮らしが始まった。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2010年11月20日
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- 定価
- 943円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-79406-2
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- 書籍番号
- XVB-6 (初版X-17)
ニュージーランド生まれ。若いころ、秘書学校を卒業してすぐ友人と客船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸の旅をした。その旅先で二人とも生涯の伴侶を得たという。