ハーレクイン・シリーズ

      
      再会のゲーム      
    
    
    
          リーは弟をにらみつけた。なんてことをしてくれたの?姉弟二人だけでも世間に後ろ指をさされず生きていたいのに。事件を起こして補導された弟のために、亡き祖父の友人は、孫ニコラスをよこしてくれた。今や辣腕弁護士として活躍するニコラス。黒髪の、ちょっと澄ました少年はリーの初恋の人だった。今、弟の傍らに立つ体格のいい男性に昔の面影はない。「大人になったきみに会いたかったよ」あまずっぱい思いがよみがえるけれど、もうニコラスはわたしとは別の世界に住む人なのだ。が、彼は思いがけない提案をしてリーの未来の扉を開けた。一緒にロンドンに来て仕事を手伝ってほしい、と。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2010年12月05日
 
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- 著者
 - キャシー・ウィリアムズ
 
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- 訳者
 - 佐久信子
 
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- 定価
 - 713円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-73865-3
 
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- 書籍番号
 - C-865 (初版I-1049)
 
 



トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、二つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、一九七五年エクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。テムズ・バレーに住んでいたが、現在は中部地方在住。夫との間に三人の娘がいる。