ハーレクイン・シリーズ

      
      禁断の楽園      
    
          彼を愛する気持ちは今も変わらない。でも、この思いを知られてはならない。
    
    
          「そこにいるのは行方知れずのいとしい妻じゃないか!」その声に、医師のジュエルはどきりとした。まぎれもなくローク、元の夫の声だった。しかも彼は私を“妻”と呼んだ。“元妻”ではなく。ジュエルは八年前、わずか五カ月の結婚生活の後ロークのもとを去った。それはモデルをしていた彼女が、新たな人生を踏み出すためだった。ロークを心から愛するがゆえに、そうせざるをえなかったのだ。生まれてくるはずの子供を失った悲しみを忘れるためにも……。そして今、ロークはふたたびジュエルの前に現れた。ブラジルの密林で医療活動をともにするパートナーとして。元スーパーモデルの苦い過去を知る、別れたはずの夫として!
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    - 頁数
- 160頁 / 新書判
 
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    - 発行日
- 2011年01月05日
 
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      - 著者
- オリヴィア・ゲイツ
 
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      - 訳者
- 山本みと
 
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    - 定価
- 723円(税込)
 
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    - ISBN
- 978-4-596-22142-1
 
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    - 書籍番号
- I-2142
 



カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアを持ち、妻と母親業もこなす。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければ、キーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。