ハーレクイン・シリーズ

      
      最後のダンスはボスと      
    
          ダンサーの私に、秘書になれですって?
    
    
          シドニーで過ごす最後の夜、ダンサーのスターは友人に誘われ、地上五十階のビルの屋上で繰り広げられるパーティに参加していた。本当なら今頃、恋人とダンスカンパニーを立ち上げているはずだった。だが彼に裏切られ、資金のためにと使った全財産を失った。しかも根回しをされたので、新天地メルボルンにも仕事の当てはない。スターは半ばやけになって、一人シャンパンをあおっていた。だから、スーツ姿のゴージャスな男が声をかけてきたときも、そっけなく応じた。私はゲームをする気はない、と。「私が興味があるのは、メルボルンに仕事があるかということだけ」すると彼はセクシーに微笑んだ。「それなら僕の個人秘書になればいい」
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- 頁数
 - 189頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2011年04月20日
 
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- 著者
 - ニコラ・マーシュ
 
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- 訳者
 - 山口絵夢
 
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- 定価
 - 660円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-42117-3
 
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- 書籍番号
 - DG-27
 
 



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