ハーレクイン・シリーズ

子爵と恋の迷宮へ
子爵にいざなわれたのは、出口の見えない恋だった。
短気で気まぐれ、放蕩者と評判の子爵が帰ってきた。隣の領地に暮らすとはいえ、貧しい医師の娘にすぎないイザベルには関係のないことだ。だが、当のブラックウッド子爵にとっては違うらしい。ある容疑をかけられた彼が9年ぶりに帰還できたのは、イザベルが発見した手記によって無実を証明できたからだと感謝し、ことあるごとに彼女の前に現れ、手を貸そうとするのだ。彼の厚意にとまどいながらも、子爵が時折見せるやわらかな笑みにイザベルの胸は高鳴った。でも勘違いしてはだめ。彼はただ恩返ししたいだけなのだから。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月05日
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- 著者
- アン・アシュリー
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- 訳者
- 鈴木たえ子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33124-3
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- 書籍番号
- PHS-24
イギリス中部レスターシャーで生まれ育つ。幼い息子たちを寝かしつけるときに役立った物語を作る才能が、ヒストリカル・ロマンス小説の分野でも開花した。趣味はガーデニングで、自宅の庭を開放することも。イギリス南西部に在住。