ハーレクイン・シリーズ

キスが甘く熟すまで
極上のワインのようなキスの味。あなたとは、終わったはずなのに。
子どものころからアレグラは、毎年夏が来ると、プロヴァンスにある大伯父の葡萄園を訪れていた。8歳のとき、隣に住む年上のグザヴィエに初めて恋をし、いつか振り向いてもらいたいと願いながら大人になった。アレグラが18歳になった夏、ついにその夢はかなえられ、ふたりは美しい湖のほとりで結ばれた。だが、彼の心変わりで初恋はあっけなく終わりを告げ、アレグラは二度とプロヴァンスには戻らなかった。10年後、亡くなった大伯父がワイナリーの半分をアレグラに遺した。そしてよりにもよって、もう半分をグザヴィエに。いったいなぜ……? アレグラの胸が、よみがえる彼の面影に疼いた。
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- 頁数
- 158頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年09月20日
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- 著者
- ケイト・ハーディ
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 660円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-42129-6
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- 書籍番号
- DG-39
イギリスの作家。6歳の誕生日に両親からもらったタイプライターで初めての小説を書き上げた。大人になってからは健康関連の広報として働きながらロマンスの短編を執筆していたが、夫にアドバイスされ、経験を生かしたメディカルロマンスを書き始めた。現在はイングランド東部に夫と子供2人、愛犬2匹とともに、たくさんの本に囲まれて暮らしている。