ハーレクイン・シリーズ

      
      イエスと言えるまで      
    
          なぜ、彼はあんなまなざしで見つめるの?傷つき、疲れきったわたしを……。
    
    
          ペイジはさんざんな目に遭ってきた。早産で産んだ双子の一人を亡くし、絶望した夫に去られ、いまは働きながら病弱で耳の不自由な3歳の娘を育てている。仕事と子育てに忙殺され、ペイジはすっかり痩せ細ってしまった。だから、親友ナタリーの結婚式でブライズメイドにあてがわれた、こんなセクシーな赤いドレスを着ていると、なんだか居心地が悪い。もうひとつ、彼女をそわそわさせるものがあった。ナタリーの花婿のいとこで、やはり外科医だという、ヴァレンチノだ。彼は先ほどから、無遠慮なまでに熱い視線をペイジに注いでいる。いかにもプレイボーイ風のイタリア人が、わたしになんの用?訝りながらも、ペイジは胸に甘い疼きが広がるのを感じた。
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    - 頁数
- 160頁 / 新書判
 
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    - 発行日
- 2011年11月20日
 
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      - 著者
- エイミー・アンドルーズ
 
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      - 訳者
- 麦田あかり
 
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    - 定価
- 723円(税込)
 
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    - ISBN
- 978-4-596-22203-9
 
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    - 書籍番号
- I-2203
 
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オーストラリアに生まれ、美しいブリスベーンの町に住む。看護師としての専門的な興味からメディカルロマンスを読み始め、趣味でロマンス小説を書いていた母親の影響で、やがてみずからも執筆に挑戦。ハスキーボイスの歌手、ビーチ、おいしい料理とワインに目がないという。