ハーレクイン・シリーズ

白い冬の旋律
愛をたどる系譜 Ⅰ
騎士たるもの、志は高く、正義を貫くためには命も惜しまず。
街にクリスマスキャロルが流れる季節になると、ピッパは浮き足立つ人々を避けるように仕事にのめり込む。数年前のクリスマスの、つらい失恋をまだ忘れられないからだ。そんなある日、ピッパはロスコーという実業家と出会う。彼女の美しさに惹かれたと臆面もなく言うロスコーは、“窮地にいる弟を誘惑してほしい”と奇妙な依頼をする。わたしに惹かれていると言いながら、弟を誘惑しろですって?失礼な申し出に憤慨するべきだと思いながら、ピッパは断れなかった。尊大でどこか陰のあるロスコーに、彼女も興味を引かれていた。愛に心を閉ざしている自分と、どこか似ている気がして……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月05日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 加納三由季
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22206-0
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- 書籍番号
- I-2206
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- ミニ
シリーズ - 愛をたどる系譜
- ミニ
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。