ハーレクイン・シリーズ

ひとときの愛人
うっとりするようなキスと抱擁はすべて私への復讐だったというのね。
両親に続いて兄も亡くしたルーシーは、今や天涯孤独の身だが、その両親の遺した会社が売却されそうだと知って驚いた。しかも、それを企んでいるのは筆頭株主のロレンツォ・ツァネッリ!ロレンツォの弟とルーシーの兄はかつて親友同士だったが、登山中の事故で兄だけが助かり、彼は今でも私を恨んでいるのだ。でも、両親の唯一の形見を守るには、ロレンツォに懇願するしかない。だが恥を忍んで出向いたルーシーを一笑に付し、怒りをあらわにしながらもロレンツォは激しいキスをした。いったいどういうこと? ルーシーは想像もしなかった——彼のこのうえなく甘美で残酷な復讐が始まろうとしていることを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年01月20日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 山田理香
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12694-8
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- 書籍番号
- R-2694
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もともと趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいに苦情を言われ、文章を書くことにした。そしてすぐにロマンス小説の執筆に夢中になった。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。18歳で出会った夫と2人の息子とともに、今も生まれ故郷のイングランド北東部に暮らす。ロマンティックタイムズ誌の受賞歴をもち、ベストセラーリストにもたびたび登場する人気作家。