ハーレクイン・シリーズ

      
      月の夜の誘惑      
    
    
    
          ある夜、広大なロナーガン家の敷地内にある湖で、マギーは一糸まとわぬ姿で泳いでいた。二年前から、マギーはここに住み込んで家政婦をしている。この家の当主は孤独な老人で、孫たちにも見捨てられたというが、マギーにとって、今や家族のような存在となっていた。天涯孤独だった私が、やっと居場所を見つけたんだもの……。そんな物思いにふけっていると、突然、木の茂みが動く音が聞こえた。男性だわ!私が気づかないのをいいことに、ずっと眺めていたのね。許せないほど卑劣な男——だけど、なんてハンサムなのかしら。いったい誰だろうといぶかるマギーに、男性は静かに名を名乗った。次の瞬間、マギーの体は震え始めた。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2007年04月05日
 
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- 著者
 - モーリーン・チャイルド
 
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- 訳者
 - 香野純
 
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- 定価
 - 713円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-51176-8
 
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- 書籍番号
 - D-1176
 
 


