ハーレクイン・シリーズ
クリスマス・ストーリー2008 聖夜の贈り物
旅路の果てに
マリアンは赤ん坊を抱えながら、ようやくのことで亡くなった夫の生まれ故郷の町にたどり着いた。この町に来たのは、臨終の際に夫と交わした約束を果たすためだ。寒風の吹きつけるなか、マリアンはある屋敷を訪ね、その主人ヘイウッドに家政婦として雇ってくれるよう頼んだ。
愛に救われて
両親を亡くしたコニーは工場での重労働に耐え、切りつめた生活を送っていた。 妹と弟四人を養っていくために。だが過労がたたって、仕事帰りに気を失い、雪 のなかで倒れてしまう。彼女は偶然通りかかった農場主ルークに助けられ、弟妹 と一緒に彼の農場で暮らすことになった。
診療所の天使
ロンドンの貧しい人々が暮らす地区にある診療所でティリーは助手を務めている。ある日、診療所の老医師が病に倒れ、その甥で医師のハリーが急遽、代役を務めることになった。しかしティリーは上流階級育ちのハリーのよそよそしい態度と診療の方法にいらだちと反発を覚える。
大尉の花嫁
アビゲイルは一人ではるばるナポリまでやってきた。英国大使の所有する古美術品のコレクションを、目録を作ったうえで祖国まで無事に輸送するためだ。彼女は大使館の晩餐会で海軍大尉ジェームズと出会い、ひと目で惹かれる。ところがフランス軍の攻撃がナポリに迫り……。
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- 頁数
- 496頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月20日
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- 定価
- 1,362円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-80826-4
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- 書籍番号
- X-26
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。三十代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。これまでに百三十作以上の作品を発表。発行部数は全世界で六千万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。