ハーレクイン・シリーズ

      
      最初で最後の恋人      
    
          彼とは、ひとときだけの関係。今は愛なんてどうでもいいのよ……。
    
    
          私はとりあえず避難しているのであって、逃げてきたわけではない。ミランダは朝、留守を預かる家で目覚めると、気持ちを奮い立たせた。でもまさか思いを寄せる職場の元同僚が、妹の結婚相手だったなんて。とにかく私は失恋した。今はこの家の留守を守る仕事に専念しなければ。そのとき何か温かいものに手が触れ、ミランダはゆっくりと振り向いた。同じベッドに、裸同然の見知らぬ男性が横たわっている! 眠っている間に、誰かがもぐりこんできたの……? やがてその男性が、深夜に家を訪れた家主の甥のジャンニだと知るが、彫像みたいに完璧な体が目に焼きついて、彼の姿が忘れられなくなる。それは、彼女の眠る姿をまのあたりにした、ジャンニもまた同じだった。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2012年11月20日
 
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- 著者
 - キム・ローレンス
 
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- 訳者
 - 麦田あかり
 
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- 定価
 - 723円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-12797-6
 
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- 書籍番号
 - R-2797
 
 



イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日3キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が2人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今は書くことに熱中している。