ハーレクイン・シリーズ

沈黙のシーク
呪われた花嫁と呼ばれたわたしが、シークに愛されるはずがない。
政略結婚が決まっていた隣国のシークが急死し、王女アンバーはその弟と結婚することになった。ところがすでに恋人のいた彼はそれを拒み、失踪してしまう。不名誉な噂はまたたく間に広まり、アンバーは打ちひしがれた。だから、兄弟の中で最も文武両道に長けているという3番目の弟ハールーンが結婚を受け入れたと聞いても、心が晴れることはなかった——実際に本人を目にするまでは。彼は兄弟の誰よりもハンサムで、たくましく、魅力的だったのだ。運命のいたずらに戸惑いながらも、アンバーは期待に胸を震わせる。だが婚礼の夜、彼女を待っていたのは想像もしない屈辱だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年04月05日
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- 著者
- メリッサ・ジェイムズ
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- 訳者
- 外山恵理
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22269-5
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- 書籍番号
- I-2269
3人の子どもの母親で、毎朝夫とともに地元の海岸で水泳とウォーキングを欠かさないというスポーツウーマン。看護師、ウエイトレス、チョコレート販売員などさまざまな職業を経て作家となる。映画『ダンシング・ヒーロー』に出てきた台詞、“恐れを抱いて生きる人間は、人生を半分しか楽しめない”をいつも心に留め、生活を楽しむことを心がけているという。オーストラリアのニューサウスウェールズ州在住。