ハーレクイン・シリーズ

      
      欺かれた夜      
    
    
    
          住む家を失ったソフィーは幼い息子トリーを乳母車に乗せ、友人宅に身を寄せるため雨の中を歩いていた。足を滑らせて排水溝に落ちたところを、車に轢かれそうになる。惨めな気持ちで顔を上げたとき、車を降りてきた人物と目が合った。エットーレ! かつて、彼の姉の家で働いていたソフィーを、彼は婚約者のある身でありながら誘惑し、そのあげく婚約者の宝石を盗んだと濡れ衣を着せ、追い出したのだった。「こんなうらぶれた姿で排水溝にいるとは、まったくお似合いだな」むりやり車に乗せようとするエットーレに、ソフィーは必死で抗った。逃げなきゃ。こんな男に、息子の存在を知られるわけにはいかない!
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2014年01月05日
 
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- 著者
 - ダイアナ・ハミルトン
 
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- 訳者
 - 井上京子
 
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- 定価
 - 681円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-90212-2
 
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- 書籍番号
 - K-202 (初版R-2112)
 
 



イギリスの作家。ロマンチストで、一目で恋に落ち結ばれた夫との間に3人の子供をもうけた。就寝前の子供たちにベッドで読み聞かせるために物語を書きはじめる。ロマンス小説家としてのデビューは1987年で、その後多くの名作を世に送る。2009年5月、ファンや作家仲間に惜しまれつつ亡くなった。