ハーレクイン・シリーズ

愛を演じる二人
すべてを失うか、悪魔と取り引きするか——。
二年前、オーナーシェフとして念願のレストランを開いたララだが、共同経営者に店の金を持ち逃げされ、現在は資金難に陥っている。思いあまって富豪の継父に話すと、助けると約束してくれた。ところが、その直後、母と継父は交通事故で亡くなってしまう。遺言の内容を聞くために、ララは弁護士事務所に出向いた。巨額の遺産は、継父の息子ウルフとララに譲渡されるものの、検認がすむまでは遺産を使うことはできない。ララは同席したウルフに一時的な資金援助を申し入れた。十代のとき夢中になり、あげく冷たくあしらわれた男性だ。彼の返事に、ララの顔から血の気が引いていった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月20日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12402-9
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- 書籍番号
- R-2402
ニュージーランド生まれ。三児の母。若いころ、秘書学校を卒業してすぐ友人とともに客船で対岸のオーストラリアにわたり、働いてためたお金で車を買って大陸の旅をした。その旅先で二人とも生涯の伴侶を得たというロマンスの主。