ハーレクイン・シリーズ

      
      窓辺の戯れ      
    
          「私を見て……」窓の向こうの見知らぬ男に、すべてをさらけ出してしまいたくなる、こんな夜は。
    
    
          故郷のニューオリンズを遠く離れ、ジョージーは極寒のパリで一人、クリスマスを迎えていた。元恋人の手ひどい裏切りに傷つき、新しく現れた恋人候補もテキサスに帰省してしまった。雪の降る、こんな寂しい夜はひたすら絵を描くしかない。ワインをすすりながらキャンバスに向かって屈み込むと、ブラインドを開け放した窓に腰を突き上げる格好になった。ふと振り返ると、誰もいないはずの向かいの窓に人影が見える。誰かいる!私を暗闇からじっと見てる……長身で、おそろしくハンサムで、どこか危険な匂いのする男が──。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2008年12月05日
 
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- 著者
 - アン・メイジャー
 
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- 訳者
 - 竹内喜
 
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- 定価
 - 734円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-51259-8
 
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- 書籍番号
 - D-1259
 
 



USAトゥデイのベストセラーリストに載り、他の大人気作家たちからも賛辞を寄せられる。中でもサンドラ・ブラウンは〝表紙に彼女の名前がある——すなわち、その本はいい読み物を意味する〟と絶賛。生粋のテキサス人で、英文学とスペイン文学の修士号を持ち、二年間教師をしていたこともある。英語、スペイン語はもちろん、フランス語も堪能。作家としての輝かしいキャリアに加え、三十年続けてきたピアノのほうもプロ並みの腕前。旅行に行くのが好きで、趣味は夫とコロラド山中をハイキングすることだという。