ハーレクイン・シリーズ

      
      この世に一つだけの宝石      
    
          母の不倫により、彼女の淡い初恋は非難と軽蔑で終わった……。
    
    
          アナはドラッグ所持の疑いで、裁判所の被告席にいた。そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは、実業家バスティアンだった。にもかかわらず、彼はアナを有罪と決めつけ、彼女が無実だと訴えてもまったく取りあおうとはしなかった。彼は今も昔も私を信用できないのだろう。そしてこれからも。16年前の冬、アナの母はバスティアンの母から夫を奪った。彼にとってアナは、家庭を崩壊させた身勝手な女の娘でしかないのだ。その娘のために500万ポンドの保釈金を支払ったということは──アナは泣きたくなった。つまり、私は彼に買われたも同然。もう彼に真実を告げることすら許されないの? あの日の思いも。
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- 頁数
 - 160頁 / 新書判
 
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- 発行日
 - 2015年10月05日
 
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- 著者
 - マヤ・ブレイク
 
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- 訳者
 - 東みなみ
 
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- 定価
 - 723円(税込)
 
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- ISBN
 - 978-4-596-13101-0
 
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- 書籍番号
 - R-3101
 
 
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イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。