ハーレクイン文庫

閉ざされた記憶
アニーは夜毎夢に現れる“夢の恋人”と瓜二つの美男とすれ違う。初対面にもかかわらず魅了されるが、アニーを見るや彼は顔を歪め、君は僕の妻だと言った。
5年前、アニーは交通事故に遭い、身も心も大きな傷を負った。それ以来、他人を避け、孤独に生きてきたが、ある日、“夢の恋人”とそっくりな男性とすれ違う。毎晩彼女の夢に現れては抱きすくめる、逞しい体、長い手足……。直感の赴くまま車を走らせると、見覚えのある屋敷に辿り着く。中から出てきたのは──“夢の恋人”だった。威圧的でありながら魅力を湛える彼に、目を奪われ、陶然となる。だが、夢では美しい“恋人”の顏は、苦悶の形に歪んでいた。「君は僕の妻だ。なぜ平然と戻ってきた」
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- 頁数
- 192頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2017年09月01日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 橋由美
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- 定価
- 682円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93824-4
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- 書籍番号
- HQB-824 (初版R-1714)
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。