ハーレクイン文庫

魔法の都ウィーン
住み込み家庭教師のコーデリアは、ウィーンに住む、教え子の伯父の家に同行することに。ハンサムな麻酔医の彼に惹かれるが、冷たくされて想いを封印する。
コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込み家庭教師の職を得たときはうれしかった。しかも教え子の少女の同行で、ウィーンに赴くことになったのだ。少女の伯父の家にしばらく滞在するのだという。伯父のチャールズは長身の、とてもハンサムな麻酔医だった。冴えない容姿の彼女をちらりと見るや、見下した顔をしたので、コーデリアは芽生えかけた恋心を封印した。永遠に──でも人々は言うのだ。ウィーンには不思議な魔法がある、と。だから願わずにはいられなかった。先生に魔法をかけられたら。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2018年03月01日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 小谷正子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93865-7
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- 書籍番号
- HQB-865 (初版R-493)
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イギリス南西部のデボン州で育つ。オランダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師として病院で働いた。イギリスに戻った後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンスは多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。