ハーレクイン文庫

誰も知らない結婚
かつてヒラリーは大富豪ロエルと便宜結婚をした。4年後、彼が交通事故に遭ったと知り駆けつけると、記憶を失ったロエルは彼女を“本物の妻”だと思い込んだ。
ロエルが交通事故に遭って、私に会いたがっている……?そう告げられて、ヒラリーは戸惑いを隠せなかった。ある事情から、大富豪ロエルと入籍はしたものの、4年前から一度も会っていない。私は誰も知らない妻なのだ。ヒラリーが病室に駆けつけると、ロエルは記憶を失っていた。当然のように私を妻だと思い込み──夜には求めてくるだろう。ロエルは知る由もなかったが、ヒラリーは彼を愛していた。だから、罪の意識にかられながらも言い出しかねていた。自分が男性経験すらない、みせかけの妻だということを。
-
- 頁数
- 208頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2018年04月01日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 藤村華奈美
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-93866-4
-
- 書籍番号
- HQB-866 (初版R-2000)
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。