ハーレクイン文庫

愛する人はひとり
プルーデンスは憧れていたニコロスと政略結婚をしたが、経営者である夫と結ばれることのないまま時が過ぎた。離婚を切り出すと彼の答えは予想外のもので…。
プルーデンスが憧れのニコロスと結婚して、8年の月日が流れた。今でこそ彼は大企業の最高責任者として辣腕をふるう身だが、傾きかけた父親の会社を救うため、彼女と結婚しただけなのだ。しかも結婚式では酒をあおり、初夜の契りを頑なに拒絶した──思い出すだけで、胸を焼くような悲しみがこみ上げてくる。夫への未練を断ち切るため、ついに彼女は離婚を切り出していた。ところが予想外にもニコロスは、この結婚を本物にしたいと、君が望むなら、肉体関係を結んでもいいと言い出したのだ。彼の真意がつかめず、プルーデンスの心は締めつけられるが……。
-
- 頁数
- 224頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2018年08月01日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 愛甲玲
-
- 定価
- 682円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-93891-6
-
- 書籍番号
- HQB-891 (初版R-2190)
同じテーマから探す
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた18歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた5人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。