ハーレクイン文庫

愛すれど君は遠く
行方不明の兄からの手紙で、身の危険を知ったサラ。頼れるのは兄の元同僚ホークだけ。雪道をひた走り、彼のもとにたどり着くが、冷たい言葉で拒絶される。
サラは、生死の境をさまよっていた。数時間前までは雪に覆われた厳寒の道をひた走っていたはずだ。孤高の男性、マッケンジー・ホークに会うために。行方不明になった兄を救えるのは彼しかいないと……。やがてサラは、ぼんやりと意識を取り戻した。瞼を開けると、燃えさかる暖炉の前に逞しい男性の影が見えた。人を拒絶したような寡黙な背中に、思わず胸が締めつけられる。ひどく傷つけられて、何も感じなくなった虚ろな瞳──彼は振り返るや、とりつく島もなくサラに告げた。帰ってくれと。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2019年02月01日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 葉山笹
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- 定価
- 734円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-93930-2
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- 書籍番号
- HQB-930 (初版LS-256)
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オクラホマ生まれ。根っからのロマンティストで、自らの想像力が生み出した物語を多くの人に伝えたいという夢を叶えて全米ベストセラー作家となった。エンターテイメント性の高い作品のなかにも深い愛情を込め、人を癒すことが最大の喜びと語る。近年ではダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、新たなファンを増やしている。