ハーレクイン文庫
聞かせて愛を
姉夫婦を事故で亡くし、その遺児を我が子のように育てているハリエット。だが姉の夫の兄にあたるギリシア人富豪アレックスが養育権を主張してきて…。
姉夫婦が亡くなり、遺された幼い甥を育てているハリエット。恋に遊びに夢中な同年代の友人たちをよそ目に、つましく暮らしていたが、嵐は突然やってきた。姉の夫の兄アレックスが、甥の養育権を求めてきたのだ!ギリシアの富豪名家だという彼の一族は、姉のことを身内として認めなかったのに……勝手すぎるわ。憤慨する彼女のもとに、ついに当のアレックスが現れた。黒髪に浅黒い肌、荒々しくもゴージャスな風貌——反発を覚えつつ、ハリエットはなぜかざわめく心に戸惑った。
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- 頁数
- 200頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2021年06月15日
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- 著者
- サラ・クレイヴン
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- 訳者
- 常藤可子
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- 定価
- 550円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-41604-9
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- 書籍番号
- HQSP-274 (初版R-357)
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。学校を卒業後、ジャーナリストとして働いたのち、1975年に『バラに想いを』で作家デビューした。40年以上にわたって活躍し、93作品を上梓。ロマンス作家協会の会長も務めた。陰影のある独特の作風で読者の心を揺さぶり続けたが、2017年11月、多くの人に惜しまれつつこの世を去った。遺作は『恋も愛も知らないまま』(R-3364)。