ハーレクイン文庫
さよならの演技
ボスのジェイクと契約結婚した秘書のクレア。どちらかがほかの誰かを愛したら離婚する約束だったが、クレアが愛したのは夫だった。だが夫はある令嬢と熱愛中らしく…。
秘書のクレアは、ボスのジェイクに請われ契約結婚をした。だが迎えた2度目の結婚記念日、彼女の心は沈んでいた。先日、夫とさる令嬢の熱愛が新聞に取りざたされたのだ。ついにその日が来てしまったのかもしれない——どちらかがほかの誰かを真剣に愛し、再婚を望んだときは、契約は解消して離婚するというのが、この結婚の条件だ。密かにジェイクを愛していたクレアの胸は張り裂けそうだった。それなら、彼が楽になるよう、私からさよならを告げよう。夫を愛するがゆえ、クレアは心変わりした妻を演じたが……。
-
- 頁数
- 192頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2021年08月15日
-
- 著者
- ダイアナ・ハミルトン
-
- 訳者
- 駒月雅子
-
- 定価
- 550円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-41762-6
-
- 書籍番号
- HQSP-282 (初版R-1436)
イギリスの作家。ロマンチストで、一目で恋に落ち結ばれた夫との間に3人の子供をもうけた。就寝前の子供たちにベッドで読み聞かせるために物語を書きはじめる。ロマンス小説家としてのデビューは1987年で、その後多くの名作を世に送る。2009年5月、ファンや作家仲間に惜しまれつつ亡くなった。