ハーレクイン文庫
愛への道のり
子供をつくれない夫の願いで、夫の親友ハンクの精子提供を受け、妊娠したスーザン。だが夫は殉死。お腹の子の父親ハンクは、実はスーザンの初恋の人で…。
スーザンは途方に暮れていた。待望の子供を身ごもったのに、夫が亡くなったのだ。悲しみの淵で心は千々に乱れた。子供をつくれなかった夫は、死の数カ月前、無二の親友ハンクに精子を提供してもらい、スーザンに人工授精を受けさせた。親友が、あろうことかスーザンの初恋の人だとも知らずに……。ハンクの子を宿すのに不安を抱きつつも、スーザンは夫のために受け入れた。なのに夫はもういない。そして——ハンクが故郷に戻ってきた。
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2021年09月01日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 690円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-01034-6
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- 書籍番号
- HQB-1074 (初版D-842)
幼い頃、祖父から贈られた『美女と野獣』の絵本を読んでロマンスのとりことなり、9歳のときに初めて物語を書いた。以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しみ、1990年に作家としてデビュー。GRWマギー賞や全米読者賞を受賞、RITA賞のファイナリストにも選ばれた。出世作〈狼たちの休息〉は、新作が出るたびメディアから絶賛され、リンダ・ハワードも賛辞を贈るほどの人気シリーズだった。2011年4月、惜しまれつつ亡くなった。